はじめに

ダイエットや健康に良いと言われているサウナですが、少し前までサウナは蒸し暑い部屋で我慢比べするオジサンたちというイメージがあったように思います。

しかし、最近のサウナブームで若い世代や女性のサウナーの方も目立ってきました。

ブームの一方で、間違えた入り方を見かけることが多くなってきました。

今回は、やってはいけないサウナの入浴方法とサウナの基本的な入り方についてまとめました。

 

サウナを利用してはいけない人

①高血圧・生活習慣病のある方

サウナでは一時的に血圧が上昇するため、重度の高血圧や動脈瘤など、疾患がある人は症状が悪化する可能性があり危険です。また、糖尿病などの疾患の人も、体内の血液量を調整する力が低下しているため、リスクが高くなります。サウナを利用したい場合は、必ず主治医に相談してからにしましょう。

②飲酒の後・泥酔状態

サウナで酒を抜くという人がいますが、これは大きな間違いです。飲酒後のサウナはアルコールの利尿作用により、脱水状態になりやすいためとても危険なので絶対にやめましょう。

③満腹状態

食後は消化のために血液が消火器系へ集中します。この時にサウナに入ると、血液が分散されて健康上よくないので、2時間ほど休んでから入るようにしてください。

④風邪をひいている方

たまに“ひき初めならサウナでよくなる”などの声が聞かれますが、まったくの誤解です。サウナで汗をかくことで身体の脱水が進み、むしろ悪化します。また、風邪をひいた状態では体温を認識するセンサーが鈍くなるので、体温の上昇を感じづらくなり危険です。体調が万全でないときの利用は控えるべきです。

 

サウナの基本的な入り方

①サウナ前にはトイレに行き、シャワーを浴び、全身をよく洗った後に、よく拭いてからサウナ室に入ります。サウナ室をきれいに保つというサウナのマナーとしての側面に加え、最初に汚れや油分を落とすことによって、汗をかきやすくするという効果もあります。体がぬれたまま入ると、水分の蒸発熱で体が冷やされ、汗が出にくくなります。

②サウナ室では、1番下の段ではなく、中段か上段に座るのがおすすめです。リラックスして足を組み、足もサウナベンチの上にのるようにします。ストーブに積まれた石に水を掛け、蒸気を発生させるロウリュを楽しませてくれる店もあります。

③一般的に入浴時間は、だいたい8分から12分程度ですが、長くても15分くらいです。体が十分に暖まり、冷やしたいという気分が生じたときがサウナ室を出るときです。初心者の方は慣れるまで少し短めにして感覚をつかみましょう。発汗の仕方は、その日の体調や個人差にもよりますがサウナに入っている時間は15分以内で十分です。

④サウナを出たら、心臓に遠い手や足の先から水を掛け、最後に顔や頭に水をかぶって、汗を流してから水風呂に入ります。水風呂に長く浸かっていると体が冷えすぎてしまうこともあるので、30秒から1分くらいで十分です。水風呂は冷たいですが、水風呂の中で激しい動きをしてはいけません。これは「羽衣」という膜を身体の表面にまとうためです。

⑤水風呂の後は、いよいよ外気浴です。体が濡れたまま外気浴をすると気化熱でみるみる体温が奪われてしまうので、休憩する前に体をタオルで拭きましょう。サウナ施設には休憩スペースに、リクライニングチェアやベッドが置かれていたり、場所によっては寝ころがれる畳のスペースがあるので、積極的に利用しよう。椅子に座るのもいいのですが、お勧めは横になることです。横になることが最もととのいやすい状況になります。外気浴を切り上げる目安は5分〜10分です。外気浴なのか屋内なのか、寒い季節なのか、または体質などによって異なるかもしれませんので、あくまでの目安にしていただければと思います。

⑥サウナ→水風呂→外気浴、この流れを2~3回ほど繰り返すことで、「ととのう」と呼ばれる快感状態になりやすいと言われています。最後にシャワーか水風呂で体の熱をとり、全身をよく拭きます。水分を補給し湯ざめしないように30分くらい安静にして休養します。

 

まとめ

今回の記事では間違ったサウナの入り方と、基本的な入り方についてご紹介しました。

ぜひサウナに入ってリフレッシュしつつ、運動や食事療法などと組み合わせて、楽しくダイエットをしてみてはいかがでしょうか。

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