大分反響が良いです!
いいね!
37歳 主婦の方からです!
「いつも楽しく拝見しております。
20代の時は食べても食べても太らなかったのですが、30代後半になって来てから体形が崩れて来ました。助けてください。」
という質問です!
切迫してるのが伝わってくるね。。。
社長!
宜しくお願いします!!
今回の質問は、現在37歳主婦の方からということで、年齢的な体の変化を交えて答えていきましょう!
INDEX
年齢による体の変化
年齢とともに太りやすくなるのか
男女別の加齢変化傾向
加齢変化に負けず「若々しく見える体形とは」
年齢を重ねると「からだのかたち」が変化する?
20代と30代と40代では本当に体形が違う!なんで若かった時はあんな食べても太らなかったのにー。と嘆いている方も多いのではないでしょうか。そうでなくとも、年代ごとに体形が変わってくることをなんとなく感じているのではないでしょうか。
年齢を重ねると筋力が低下することで基礎代謝量が減っていくため年齢とともに体形は変化し、脂肪がつきやすい身体になっていきます。そのため以前と同じ生活運動をしていても消費エネルギーが少なくなり、脂肪がつきやすくなっているにも関わらず食べる量が以前と変わらないとエネルギーの摂取と消費のバランスが崩れ、体形が崩れる結果となります。加齢によって変化する部分は年代や性別により様々です。具体的な変化傾向を見て、対策を考えていきましょう。
「年齢とともに太りやすくなる」は本当
年齢とともに筋肉量が低下しそれに伴い減少する「基礎代謝量」。基礎代謝とは心臓を動かしたり呼吸したり体温を保つなどの「生きていることを維持するため」に必要なエネルギーです。一日中TVを見ながらゴロゴロしていてもこの基礎代謝は24時間絶え間無く使われ続けます。1日の総消費エネルギーのうち、なんと約60%も占めているのです。
しかし、この基礎代謝は、男性で18歳くらい、女性では15歳くらいをピークにその後は年齢とともにどんどん低下します。からだが成長する時期を過ぎてある程度からだが完成してしまった後は、「維持」のエネルギー以外は必要なくなり、徐々に老化も進んで細胞の生まれ変わりのサイクルが遅くなり、エネルギーをたくさん使う筋肉も減ってしまうからです。このため、「痩せやすく太りにくいからだ(エネルギーをたくさん使うからだ)」であるためには「基礎代謝が高いこと」が絶対条件です。
男女別の加齢変化傾向
加齢と共にお腹周りに脂肪がつき、メタボの危険性が高まるというのは男女共通の変化です。しかし元々男女の体型や体組成・脂肪分布は異なり、加齢による変化にも男女差があります。ここでは男女別の変化の特徴を見てみましょう。
■男性:「腕・脚の筋肉量減少」
男性で加齢により増えてしまいがちなのは「お腹の脂肪」で、これは確かなことなのですが、男性にとって脂肪よりも変化が目立つのは実は「筋肉」です。男性は 元々女性よりも筋肉量が多く、体重が重くても脂肪率は低い傾向があるのですが、その筋肉量は加齢による減少変化がとても大きいのです。特に腕と脚は顕著にその傾向が表れています。加齢による腕と脚の筋肉量減少は統計的にも明らかです。
このように男性は加齢による筋肉量の減少が大きいので、たとえ体重はそんなに増えて無くても、脂肪の割合(体脂肪率)が増えてしまっていることも多いのです。
■女性:「上半身の脂肪増加」
女性は筋肉量よりも脂肪の付き方に特徴があり、男性よりも顕著な変化傾向があります。30歳未満の若い年代の女性は腕や体幹部の脂肪率が低くて脚(臀部も含む)の脂肪率だけが高くなっています。若い世代の女性 は太腿や臀部などの下半身は脂肪が多いのですが、腕やお腹など上半身は脂肪が少ない傾向にあります。ところが30代以降はだんだん腕や体幹部の脂肪率が高くなり、50代以上になると、全身が均一な脂肪率に近付きます。
つまり、若いうちは細かった腕やお腹などの上半身にも年齢とともに脂肪が つきはじめ、50代ごろには全身に脂肪がついて全体のかたちが丸くなるという傾向にあります。
加齢変化に負けず「若々しく見える体形とは」
では、「若く見える体形は?」というと、加齢変化とは逆に若い世代の平均的な体形特徴を参考にすると答えが見えてきます。
◎男性:全身の脂肪率は低いが筋肉量が多いので細くはなく、特に腕や脚はガッチリしており、お腹はまだ脂肪が少なく締まっている。
◎女性:ウエスト周りや腕、肩は細く華奢ですが、腰周りや太腿には脂肪が付いていて健康的。
若い世代は筋肉のつき方や脂肪の分布に男女差があって体形も男女で大きく異なりますが、年齢を重ねると男女差があまり見られなくなり男女とも「丸くなる」傾向にあります。
それでは、年齢による基礎代謝量の低下に負けず、できるだけ若い頃の体重・体脂肪率・筋肉量を維持するためにはどうすればよいのでしょうか。年々低下する基礎代謝量を意識して摂取エネルギー(カロリー)を減らせばエネルギーが余ることを防げますが、これには注意が必要です。
バランスを考えずに「食べる量全体」を減らしてしまうと、筋肉をつくる「たんぱく質」や「代謝を促進するビタミンやミネラル」まで減ってしまい、このような状態が続くと加齢変化以上に基礎代謝量が減ってしまうからです。そしてリバウンドしてはまた食事量を減らして更にいっそう太りやすくなる、という悪循環に陥りやすくなってしまいます。また、たんぱく質の摂取量が減ることは、筋肉量の減少を招きます。こうならないためには「低カロリーでもたんぱく質やミネラルが豊富な食事をし、基礎代謝量を増やすために筋肉を意識して使う」ということが必要です。
基礎代謝を把握するには、体組成計での計測がおすすめです。「基礎代謝量」の数値で「脂肪が消費しやすいからだになってきた」「“脂肪の消費しやすさ”が維持できている」ということがわかります。
ただし、ここで重要なのは、基礎代謝の数値そのもので変化を見るのではなく、「体重1kgあたりの基礎代謝(基礎代謝基準値)」で判定している「基礎代謝判定」の変化を見ることです。
体重が減ると、今までその重さを維持していた分の基礎代謝量も減少しますが、しっかり筋肉を維持して脂肪が減った結果体重が減った場合は、基礎代謝量そのものは減っていても体重1kgあたりの基礎代謝量は必ずアップします。
そのため、「基礎代謝判定」には努力がしっかりと反映されますので、これを目安に運動・食事の管理を行ってみてください!
男女のタイプ別に色々と見てきましたが、37歳主婦の方は女性の上半身の脂肪増加で体形が崩れてきてしまっているのではないでしょうか。上記の内容に当てはめると、20代の頃と食べる量があまり変わっていない印象でしたので、低カロリー高タンパクを意識した食事で摂取カロリーを下げ、とちょっとした筋トレで基礎代謝をあげる身体に変化させることで、燃費の良い体づくりを目指しましょう! 助けてくださいとの事でしたのでいつでもお待ちしておりますよ!!