実は運動やダイエットに効果をもたらしてくれるカフェインについて
コーヒーやエナジードリンクに入っているカフェインですが
皆さんは、カフェインについてどういったイメージをお持ちでしょうか?
眠気覚ましに飲むといった方々は多いのではないのでしょうか。
実は、カフェインにはその他にも色々ないい影響を身体に与えてくれるのです。
今回はそんなカフェインがもたらす効果を紹介していきます。
覚醒作用
冒頭でも触れましたが、代表的なものでカフェインには眠気覚ましとして覚醒作用があります。
具体的には、脳内で眠気を作り出す「アデノシン」という物質をカフェインがブロックしてくれる効果があります。
よって、アデノシンの働きを抑えてくれることで、身体を興奮、覚醒した状態、又は集中力を高めてくれます。
更に、身体を覚醒させる働きがある、「ドーパミン」や「グルタミン酸」の働きを高めてくれる効果もあります。
体脂肪燃焼効果
カフェインには「ノルアドレナリン」というホルモンがあります。
このホルモンは、「ホルモン感受性リパーゼ」という酵素を活性化させてくれます。
ホルモン感受性リパーゼは体脂肪を分解してくれる働きがあります。
つまり、カフェインを摂ると体脂肪の分解を効果的に進めてくれるということです。
筋力増強
カフェインは、ドーパミン、アドレナリンを分泌させてくれる働きもあります。
これらは身体を興奮させ、筋力を増強してくれます。
摂取タイミングは、トレーニングの30〜40分前に摂取すると、トレーニング時に効果を発揮してくれると言われています。
摂取量
健康な成人は1日に400mgまでは問題ないとされています。
コーヒーカップで言うと、3〜5杯になります。
尚、1日にコーヒーを3〜4杯の飲んでいる人は、糖尿病のリスクが男性で17%、女性で38%低下するとも言われています。
ただし、記述している以上に飲み過ぎてしまうと、不眠症や神経症、心拍数の増加、高血圧、不整脈が引き起こされるおそれがあるので注意しましょう。
オススメの摂取タイミング
複数の研究によると、カフェインを摂取して約30〜45分後に最も効果が大きくなると言われています。
ですので、トレーニングの約30〜45分前にコーヒーなどを飲み終えれば、トレーニング時に最も筋力のパフォーマンスを発揮できるということになります。
なお、コーヒーに入っているクロロゲン酸には脂肪燃焼効果がある他、糖分の吸収をゆっくりにしてくれる効果があるため、食前に摂取するのもオススメです。
注意点
注意点としては、摂取タイミングによってカフェインの効果がかえって良くない影響を及ぼしてしまう場合もあります。
一つが就寝前に摂取してしまうと、睡りずらくなる他、眠りが浅くなる可能性があるので就寝前は控えるようにしましょう。
二つ目は、妊娠中の方はできる限りカフェインの摂取は避けるようにしましょう。
理由としてはカフェインには血管収縮作用があるので、胎盤の血流が悪くなり、胎児の育成が阻害される可能性があります。
まとめ
今回は筋肉増強と体脂肪燃焼効果にピックアップしてカフェインの効果を紹介しました。
カフェインの摂取はたくさんの効果をもたらしてくれることがわかりましたね。
ただし、くれぐれも飲み過ぎには注意しましょう。
ご閲覧ありがとうございました。